インドネシアのジャワ島にある「ボロブドゥール寺院遺跡」は、世界最大級の仏教寺院であり、大乗仏教の遺跡です。
インドネシア随一の観光スポットとあって、常に多くの観光客で賑わっています。仏教の三界の世界観を表現していると言う巨大マンダラは、迫力満点!
基本情報として「ボロブドゥール寺院遺跡群」は、インドネシアのジャワ島中部、ジョグジャカルタ郊外に位置する 世界最大級の大乗仏教寺院跡 です。「ボロブドゥール寺院遺跡群」の中心となる「ボロブドゥール寺院」はジョグジャカルタを治めていた仏教国「シャイレーンドラ朝」の王家が命じて8世紀後半~9世紀前半にかけて建立されたとされています。9世紀中頃、王朝が衰退し、ボロブドゥール寺院はジャングルに覆われてしまいます。その理由は、火山の噴火によって埋もれたという説と、他宗教による破壊を避けるために意図的に埋めたという2つの説があります。
およそ1000年の時を経て、1814年にイギリスの東インド会社の社員であり、のちのシンガポールの創設者として知られるトーマス・ラッフルズが遺跡を発見。当時、寺院の上にはジャングルの木々が生い茂っていたそうです。ボロブドゥール寺院は 解明されていない謎が多いこと でも知られています。仏教遺跡ということはわかっていますが、寺院なのか王の墓なのかなど、建てられた理由さえも不明なのです。
1991年、ボロブドゥール寺院は、同様にシャイレーンドラ朝によって建造された、2つの遺跡「ムンドゥ寺院」「パオン寺院」と共に 「ボロブドゥール寺院遺跡群」として世界遺産に登録 されました。同じくジョグジャカルタ近郊にある世界遺産「プランバナン寺院群」と共に、ジャワ建築最高傑作と称されています。
ボロブドゥール寺院遺跡群は、古都・ジョグジャカルタから約42km離れた場所に位置しています。ジョグジャカルタまでは、 首都・ジャカルタやバリ島のデンパサール空港からそれぞれ飛行機で1~1.5時間ほどで到着 します。
ボロブドゥール寺院は、 午前6時~午後5時に一般公開 されています。 サンライズツアーの参加者は午前4時30分から入場 することができます。日の出を見たい場合は、必ずサンライズツアーに参加する必要があります。
入場料は、インドネシア人以外の大人は25USドル、3歳から10歳の子供は15USドルです(3歳以下は無料)。